外観 | 客室例 |
露天風呂 | お食事例 |
その他の観光情報 | |
河辺林・中州などの食物 奥入瀬渓流もこのあたりは、比較的開けていて明るい感じがする。そして広がりをもった流れは、しばしば中州をつくりあげる。 このような中州や岸に治った堆稚地などの、洪水のときには水につかってしまうような不安定な場所には、ヤナギ類やタニガワハンノキなどの林が見られる。とくに中州などには、同じような背丈の タニガワハンノキがびっしりとはえていて、独特の景観をつくっている |
|
林床の植物 春まだ浅い五月。渓流沿いの林のなかでは、キクザキイチリンソウや二リンソウが一斉に花を咲かせ林床を埋めつくす。 これらの植物は、雪解けから新緑までの短いあいだに、芽吹きから結実までを終えてしまう。そしてまわりの樹々の葉が生い茂るころには姿を消し、薄暗い林のなかはかわってシダなどの日陰を好む植物でおおわれる |
|
石ケ戸伝説 「ケ戸」とはこの地方の方言で小屋を意味する。つまり「石ケ戸」とは石でできた小屋、いわゆる岩屋を意味している。実際、大きな岩の一方がカツラの巨木によって支えられて岩小屋のように見える。そして、この自然の岩屋には、一つの伝説が伝えられている。 昔、鬼神のお松という美女の盗賊がここをすみかとし、旅人から金品を奪っていた。その手口は、旅の男が現れると先回りして行き倒れを装い、介抱してくれた男の隙をみて短刀で刺し殺すとも、男の背を借りて川を渡り、流れの中ほどにさしかかるといきなり短刀で刺し殺したともいわれている。 ところで、この女盗賊が住んでいたという石を支えるカツラの巨木は二本あって、そのうちの一本は、樹齢二百年とも四百年ともいわれながら、昭和六十三年八月、地上四メートルを残して折れてしまった。 |
|