尾瀬
歌と木道をモチーフにした写真で有名な尾瀬は、群馬、新潟、福島の三県にまたが
り、そのほとんどが群馬県にあります。湿原、湖沼、樹林、山岳が織り成す変化に富 んだ美しさとともに、学術的にも貴重で、日光国立公園の特別保護地区に指定されて
いるほか、国の特別天然記念物にもなっています。
尾瀬概要
尾瀬は燧ケ岳(ひうちがたけ)、至仏山(しぶつさん)などの百名山を有し、その麓に広がる尾瀬ヶ原と尾瀬沼は世界的にもめずらしい高山植物が自生しており、まるで高山植物の見本箱のようです。
尾瀬ヶ原は東西約6km南北約1kmの広大な高層湿原で、大小あわせて400もの浅い池や沼が点在しおり、湿生植物の群落が美しい景観を呈しております。湿原の中に設置された木道の先に眺められる燧ケ岳は尾瀬を代表する風景のひとつです。
尾瀬沼は燧ケ岳の噴火によりできた湖で1600mの高所に位置し、燧ケ岳の澄んだ清水が流れ込みコバルト色の水面をたたえております。周囲には大江湿原や沼尻など高山植物の咲き乱れる見所もあります。
燧ケ岳
標高2356m。尾瀬ヶ原をはさんで対峙する至仏山と比べると荒々しい男性的な山で山頂部は5つのピークからなる。5本の登路に囲まれているが、尾瀬沼からの燧新道からが登山口の標高も高く比較的登りやすい。
至仏山標高は2228m。燧ケ岳よりもやや低く、女性的な山容です。最もポピュラーな登山口である鳩待峠からは東京から日帰りで登山を楽しめます。山頂一帯の花畑と岩はスイスのアルプスを想わせる絶景で、尾瀬ヶ原も一望できるポイントなどもあります。
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