外観 | 客室 |
大阪城天守閣 天正11年(1583)、天下統一を目指した豊臣秀吉によって築城開始。大阪夏の陣で落城後、徳川幕府によって再び築かれた。現在の石垣や巨石はその時のもので、堂々とそびえたつ天守閣は昭和6年(1931)に復興された。鉄筋コンクリート造り8階建て。平成の大規模改修により、外壁、装飾部品の修復と共に、白壁と金箔の輝きで彩られた豪奢な姿が甦った。内部は秀吉の時代や大阪城の歴史を物語る文化財が展示された歴史博物館。展望台からの眺めも抜群。 |
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大阪市中央公会堂 中之島のシンボルともなる大正7年に建てられた赤レンガの壁と青銅のドームとのコントラストが美しい建物。北浜の株式仲買人・岩本栄之助が100万円の私費を投じて建設し、大阪市に寄贈したものでネオ・ルネサンス様式の傑作といわれている。1階の大集会場は2000人を収容する大きなもので当時としては驚異的な規模を誇ったという。国の重要文化財に指定され、平成14年に耐震設計を施すなどのリニューアルが行なわれている。夜間はライトアップされ、赤レンガがさらに美しく浮かび上がる。 |
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大阪府立中之島図書館 中之島公園に建つ府立の図書館。旧本館は、明治37年に住友本家第15代家長吉左衛門氏の寄付によって建てられたもの。レンガと石造りの重厚な建物で、コリント式円柱に支えられるエントランスはローマのパンテオン(神殿)をモデルにしている。さらにドーム状の中央ホールは教会を思わせる造り。館内には大阪の郷土資料など約50万冊を収蔵している。建物は国の重要文化財に指定されている。 |
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日本銀行大阪支店 大阪市役所の向かい側に建つ明治36年築の美しい洋館。花崗岩を築き上げた石造りで、設計は東京駅などの設計で知られる辰野金吾とその後輩の葛西万司。落成時に押し寄せた見物客は、石造りの重厚な建物に驚愕し、「石の家」と名付けたと伝えられる。江戸時代には島原藩大阪蔵屋敷があった場所で、明治初期には日本最初の郵便局である「郵便役所」が置かれていた。 |
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