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鳳来寺山

鳳来寺山は流紋岩、松脂岩、凝灰岩などから構成される約2000万年前に激しい火山活動によってできた山である。
長い間の風化侵食作用によって今日のように複雑で険しい地形ができあがったもので、山の斜面は急で、奇岩がそびえ、数10mの絶壁をなしている所が多い。
山頂近くの奥の院からは、目前に東三河から渥美半島までの眺望を楽しむことができる。
表参道から石段を登ると両側は老杉がうっそうと生い茂り、昼なお暗く5月から7月にかけては霊鳥仏法僧の声を聞くことができる。
毎年11月には「もみじまつり」を盛大に行う。


鳳来寺

真言宗五智教団の本山。
文武天皇の大宝3年(703年)利修仙人により開山、のちに源頼朝の再興と伝わり、利修仙人作の本尊薬師如来を祭り、薬師信仰と山岳修験道の霊山として信仰を集めた。
江戸時代になってからは、松平宏忠と夫人於大の方が鳳来寺の峯薬師如来に子授けを祈願し、家康を授かったという徳川家康誕生の縁起によって幕府の手厚い保護を受け、3代将軍家光の時には21院坊、寺領千三百五十石という盛大さであった。


鳳来寺山パークウェイ

県道能登瀬新城線の豊岡を起点とし、鳳来寺山行者越を経て、県道鳳来寺設楽線に接続する延長7.7km の道路です。
かつては、鳳来寺山へ登るために、表参道の1425段も続く石段を登っていましたが、 この道路が開通してからは、わずか15分足らずで山頂駐車場まで行けるようになりました。




〒441-1631 愛知県新城市豊岡滝上4